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2005年12月 7日 (水)

Gacktライブ、率直な感想(ネタバレ一切なし!)

さっむぅ……。遂に冬到来といった雰囲気になってきました。一部では雪が降っていた中、昨日Gacktさんのライブに行ってきました。本日はその感想でも少し。あ、もちろん、内容をばらしたりは、絶対にいたしません。ただの感想です。

Gacktさんのライブは、一見の価値があると思っています。そんなにたくさんのアーティストのライブを見てきたわけではないので、何とも言えないのですが、ストーリー性があってあっと驚くような見せ方をしてくれます。MARSのライブツアーでは、最初のインストで宙を飛び、がつんとAsran Dream。確か、4幕構成で、最初は印象的で悲しげな旋律の、やや激しい曲で、シリアスに。第二部は静かにシリアスな曲で、Gacktさんのピアノソロを入れて。第三部は明るくU+Kで猫のきぐるみダンサーたちと踊ったりして盛り上げて、第四部で壮大にシリアスに締める。といった感じでした。そのパターンはこれまで変わることはなく、OASISを麻の衣装で実に洗練された統一感のある動きを見せてくれたり、Lu;naで剣術+瞬間移動を披露したり、Papa lapped a pap loppedでストリートダンスを披露したり、映像でいきなりボケの演出をしてみたり、一面に雨を降らせてみたり、前回のライブでは、最初に和風のインストで、いきなり直衣姿で登場、三味線をかき鳴らすという技を見せたりと、本当に毎回毎回びっくりするような演出をしてくれています。その度に、しばらくテレビに出ていなかったりしても、惚れ直してしまうわけです。

で、今回はどうだったか、と。36本中34本目のライブだったそうですが、かなりこなれてきている反面、やや惰性的なものを感じました。構成的にもややマンネリ化したものを感じました。正直な感想を言えば、今までのライブツアーに比べて、かなりの物足りなさを感じた、というところです。大体、掛け合いがあるから外せないのかもしれないけど、いつも必ず入れている曲での掛け合い、はっきり言って引っ張りすぎです。怒鳴って叫んで観客席を引っ張ろうという気持ちは分かりますが、長すぎて逆に引いちゃってるお客さんとかもいて、もちろんファンの女の子たちは一生懸命、叫ぶGacktに合わせて応えようとはしているのですが、飽きてしまったり疲れてしまったりする人たちもいたと思います。Gacktさん的には、「ついてこれる奴はついてこい!」って感じだと思うし、「ついて来れない奴はついてこなくていいんだ」という気持ちもあるのかもしれませんが、客観的にみると、あれはかなり厳しいと思いました。ていうか、本人壊れすぎでした。あれでは喉を痛めてしまうだろうし、そんなところで喉を潰してしまうのは、あまりにも…。そろそろあの曲も卒業でいいんじゃないかなあ……。というより、自分がその曲をそれほど気に入っているわけではないので、余計そう思うのかもしれません。もっと一杯いい曲もあるのだから、そういうので新しい掛け合いを創り上げていってほしいです。

更に、MCも、面白くて好きなのですが、昨日のMCのだらだらと長いことったら……。ネタも一つのネタでちょっとこれまた引っ張りすぎでした。MCだけで三十分はかかっていたんじゃないかと思います。もともと、話し始めたら長くなるタイプの人ではある上、観客席の方が余計なツッコミや横槍を入れたりするものだから、話がそれてしまったり、そっちに答え始めてしまったりというのがありました。その上、誰かが途中で倒れたらしく、客席の中から「Gacktさん、ちょっと待って!誰か倒れた!」という声が上がり、ステージで話している人に向かって全く関係のない場所からも「ちょっと待って!」の声。自分の声をGacktさんに聞いて欲しかったのか、自分の言ったことにGacktさんのアクションを求めていたのかは分かりませんが、一人の観客の都合でステージを止めるというのは、何かがおかしいと思いました。Gacktさんの方は、聞こえていたのかいなかったのか分かりませんが、特にこれといった反応はありませんでした。あれで「Gacktさん冷たいよね」なんていう人がいたら、すごく嫌な気分になるし、何より本人に失礼だと思います。

今回はいい曲が多かったと思うのですが、自分の思う曲のイメージとは違う見せ方があったので、驚いた、というよりちょっと残念、という気持ちがありました。好きな曲が多かったので、この曲はどう見せてくれるんだろう、と期待していただけに、「え?ここで出しちゃうの?」という拍子抜けした感じがしました。もったいない……みたいな。それから、今までは必ずびっくりするような演出があったのに、今回は特に驚くこともなく、「へえ」「ほう」程度で終わってしまいました。これで初の東京ドーム公演をやるんだろうか、と思うと、なんだか悔しいです。ドームでやるからには、きっと初めてGacktさんを見に来るお客さんもいるだろうと思うのですが、あれをみて「なんだ、Gacktのライブはこんなもんか」と思ってしまうのではないかという気がするからです。もちろん、他のアーティストのライブに比べたら、きっと意外なくらいの変わったライブであることに変わりないのですが、もっともっとすごいんだぞっていうのが伝わらないだろうと思うから悔しいです。少々規模が大きくなったとしても、きっと自分は今までのライブの方がずっと面白いと感じるだろうという気がします。

批判的なことばかり書いてしまいましたが、それでもやっぱりGacktさんのことは好きだし、尊敬しています。何に惹かれたかといわれると、惹かれる部分が多すぎてこれということは言えないのですが、外見が素敵なのはもちろん、歌声の低音美声、歌唱力、素敵な曲を作ることのできるセンス、面白いことを上手く言うことができる感性、美徳悪徳に対する考え方、常に持ち合わせている向上心、それに伴って増えていく使用言語、ミステリアスで不思議な雰囲気を持つライブなどのテーマを考え付く想像力……どれもが憧れてやまないところです。すごい人だと思います。だからこそ、期待してしまうし、その期待をいい意味で裏切ってくれることを望んでしまうのです。これまでに、考え得る限りのことをやってきて、今回はそれを生かしたものであったのは確かですが、それでももっとやって欲しいと期待してしまっているようです。そんな期待は、創り出す方にしてみれば重いかもしれませんが……。

待ち時間がない工夫なども凝らしてあったライブでは、ありました。きっと次も観に行くと思います。

なんだか、魂削っちゃってる気がする人なので、休むときはしっかり休んで、そしてまた素晴らしい世界を作ってほしいです。

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